日本の魚介

漁法 底引き網

底引き網漁

魚種
まだら、すけとうだら、メルルーサ、めぬけ、たこ、いか、たい、しず、にぎす、バラクーダー等。

漁期・漁場
漁場は北洋をはじめ、アフリカ、北東大西洋、ニュージーランド、南アメリカ等、ほとんど世界の全域。漁期は周年にわたって操業が行われている。漁法も発達して水深の深い海底まで漁業範囲となった。しかし太平洋の中心グアム・サイパンの周囲の海では深さが数千メートルに達するため行われない。

漁法
通称、北方トロール、南方トロール、北転船の3つに区分され、そのほとんどが船尾方式となっている。船尾トロールとは船尾から網やトロールボードを操作する漁法で、我が国で本格操業が行われるようになったのは1959年(昭和34年)である。サイド方式トロールと違って有利な点は操業時に潮や風の影響を受ける事が少なく操業がやりやすくなった事、及び深海操業等も極めて効率的に行えるようになった事である。水深50mの浅海から1000mの深海にいたるまで非常に広い範囲にわたって操業が行われている。また、南極のおきあみに対してもこの船尾トロールによる表中層トロール漁法が適用されている。

漁船
北方海域を主漁場とする北転船が349t型、すり身を製造する大型の北方トロール船は5000t型、南方トロールは500t〜3000tといろいろの種類が存在している。

乗り組み員数
5000t型の大型トロール船の場合は作業員を含めて約120人、3000t型の場合は約100人、1500t型で約42人、北転船349tの場合は27人前後となっている。

以西底引き網

魚種
ひらめ、かれい、にべ、ぐち、えそ、たい、いぼだい、はも、たちうお、ほうぼう、かながしら、たいしょうえび等。

漁期・漁場
漁期は禁止時期を除いて周年。漁場は主に黄海、東シナ海。

漁法
九州西方海上に拡がる広大な大陸棚を有する東シナ海・黄海を主漁場とする底びき網漁業で、その操業できる許可水域が、政令で東経128度29分53秒以西と定められている事から、水産関係者の間では、「以西底びき網漁業」と呼ばれています。
1965年(昭和40年)、我が国では総トン数170tの船尾式以西底びき船(2そうびき)が誕生し、その漁獲性能が非常に優れている事が確認された。その後、125t〜150t型船尾式底びき船の新造が盛んになり、以後ほとんどこの型となった。
戦前戦後の最盛期には数百隻もの漁船が、この以西底びき網漁業に従事していました。しかしながら、東シナ海における外国漁船(中国、韓国)などとの漁場競合、資源減少によりその漁業勢力は大きく衰退し、残念ながら、この漁業を専業としている漁業者は当社を残すのみとなっています。
網は4枚構成で袖網、荒手網が非常に長いのが特徴。大型のものはヘッドロープ長200mに達するものもある。ひき網の長さは漁場水深、漁場底質によって異なるが、ふつう片側300m〜600m(漁場水深30m〜100m)、手網にはコンパウンドロープが使用され片側1500m程度である。ひき網速度は2〜2.5ノット、ひき網中の両船間隔は大体400m〜600m。
漁船
漁船
125t型と150t型の2種類に分けることができる。主機関はともに1000馬力程度である。

乗り組み員数
片船12人、両船で24人、漁労長を含め総計で25人前後である。
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